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COLUMN

ジュニアサッカーの食事・栄養|成長期の体をつくる食べ方と休養の大切さ

「練習も頑張っているのに、なかなか体が大きくならない」「試合の後半でバテてしまう」。お子さんのそんな様子を見て、食事で何かサポートできないかと考える保護者は多いものです。確かに、どれだけ練習を積んでも、体をつくる材料である食事が不足していては、思うように成長しません。ジュニア期の子どもにとって、食事は「もうひとつの練習」と言ってもいいほど大切なものです。

この記事では、成長期の子どもに必要な食事の基本的な考え方から、試合前後の補食の取り方、そして見落とされがちな休養の重要性までをお伝えします。難しい栄養計算をする必要はありません。大切なのは、毎日の食事を整える「考え方」を知っておくこと。それだけで、お子さんの体づくりは大きく変わっていきます。



成長期の体は「食べたもの」でできている

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まず押さえておきたいのは、子どもの体はすべて食べたものからつくられているという当たり前の事実です。骨も、筋肉も、血液も、毎日の食事の材料があって初めて育ちます。とくにジュニア期は、運動でエネルギーを使うだけでなく、体そのものを大きく成長させる時期です。つまり大人以上に、しっかりとした栄養が必要になります。

スポーツをする子は、運動しない子に比べて多くのエネルギーを消費します。その消費分を補ったうえで、さらに成長のための分も上乗せして食べる必要がある、というイメージを持っておくと分かりやすいでしょう。食が細かったり、好き嫌いが多かったりすると、知らないうちに材料不足になっていることもあります。

「よく食べる子は強い」と昔から言われますが、これは決して根拠のない話ではありません。食べることそのものが、成長とパフォーマンスの土台なのです。



バランスのよい食事の基本


五大栄養素をそろえる

栄養というと難しく聞こえますが、基本は「主食・主菜・副菜・乳製品・果物」をそろえることです。ごはんやパンなどの主食でエネルギーを、肉や魚・卵・大豆などの主菜で体をつくるたんぱく質を、野菜の副菜でビタミン・ミネラルを、そして乳製品や果物で不足しがちな栄養を補う。この組み合わせを意識するだけで、自然とバランスは整っていきます。

毎食すべて完璧にそろえる必要はありません。一日や数日のトータルで見て、偏りすぎていないかをチェックするくらいの気持ちで十分です。


成長期に意識したい栄養

成長期に特に大切だと一般的に言われているのが、体をつくるたんぱく質、骨を育てるカルシウム、そしてカルシウムの吸収を助けるビタミンDや、血液の材料になる鉄です。とくに運動量の多い子は、貧血気味になることもあるため、赤身の肉や魚、レバー、ほうれん草などを意識して取り入れたいところです。

ただし、特定の栄養を大量に取れば良いというものではありません。あくまでバランスが基本で、サプリメントに頼る前に、まずは食事から自然に取ることを優先しましょう。気になる症状があるときは、自己判断せず医師や専門家に相談するのが安心です。



試合前後の補食の取り方

試合や練習の日は、ふだんの三食だけでは足りないことがあります。そこで役立つのが「補食」、つまり間食として取る軽い食事です。補食はお菓子という意味ではなく、エネルギーや栄養を補うための食事だと考えてください。

試合前は、消化に時間のかかる脂っこいものは避け、おにぎりやバナナ、エネルギーになりやすい炭水化物を中心に、開始の少し前までに済ませておくのが一般的です。直前に食べすぎると、お腹が苦しくて動けなくなってしまうので、量とタイミングには気を配りたいところです。

試合後は、使ったエネルギーと体の材料をできるだけ早く補うことが、回復を助けると言われています。おにぎりや乳製品、果物などを、できれば運動後あまり時間を空けずに取れると理想的です。また、運動中は思っている以上に水分が失われます。のどが渇く前に、こまめに水分を取る習慣をつけてあげてください。暑い時期は、塩分の補給も忘れないようにしましょう。



見落とされがちな「休養」の力

食事と並んで、いえ、食事と同じくらい大切なのが「休養」です。とくに睡眠は、子どもの成長にとって欠かせません。体は、運動で受けた刺激を、休んでいる間に回復させ、より強くつくり変えていきます。つまり、しっかり眠ることそのものが、体を育てるトレーニングの一部なのです。

一般的に、成長に関わるホルモンは睡眠中に多く分泌されると言われています。だからこそ、夜更かしが続いて睡眠が足りないと、せっかくの練習や食事の効果も十分に活かしきれなくなってしまいます。練習量を増やすことばかりに目が向きがちですが、実は「ちゃんと休むこと」も同じくらい意識すべきポイントなのです。

また、休養は体だけでなく心の回復にもつながります。毎日練習づめで疲れがたまると、サッカーそのものが嫌になってしまうこともあります。しっかり食べ、しっかり眠り、ときには休む。この当たり前のサイクルを整えることが、長くサッカーを楽しみ、着実に成長していくための一番の近道です。



まとめ

ジュニア期の子どもの体は、毎日食べたものからつくられています。だからこそ食事は「もうひとつの練習」。主食・主菜・副菜・乳製品・果物をそろえ、たんぱく質やカルシウム、鉄といった成長期に大切な栄養を、まずは食事から自然に取ることを意識しましょう。

試合の日は補食をうまく使い、こまめな水分補給を忘れずに。そして食事と同じくらい、睡眠を中心とした休養を大切にしてください。体は休んでいる間に育ちます。たくさん食べて、ぐっすり眠って、しっかり休む。そのシンプルなサイクルこそが、強い体と前向きな心を育てる土台になります。気になることがあれば、専門家に相談しながら進めていきましょう。


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