少年サッカーで判断力・考える力を伸ばすには|小3が日本代表の守備を即答した事例
「試合はよく見ているのに、判断が遅い」「コーチから『考えてプレーしなさい』と言われるが、家で何をすればいいか分からない」。少年サッカーの保護者の方から、よくいただくご相談です。
サッカーの判断力や考える力は、生まれつきの差よりも、普段から「なぜそうしたのか」を考え、それを言葉にしているかどうかで差がつきます。
この記事で書いていることを、お子さんの状況に当てはめて聞くこともできます。LINEでは代表の桂陸人が直接お答えしています。
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この記事では、じりつLABOの受講生(小学3年生・小学6年生)の実際の事例をもとに、子どもの判断力が伸びた理由と、家庭でできる声かけを紹介します。
事例1:日本代表の守備の判断を、小学3年生が即答した
日本代表の試合映像を一緒に見ていたときのことです。ある守備の場面で「この選手はなぜこうしたと思う?」と質問しました。小学3年生の受講生は、考え込むことなく、すぐにこう答えました。
「板倉の判断は、富安さんにもプレッシャーがかけやすそうだったから、1回時間をかけた」
同じ質問を、その場にいた小学6年生にもしましたが、答えられませんでした。
技術面では6年生のほうが上です。2人の違いは、普段から「なぜ」を考え、それを言葉にする機会がどれだけあったかという点でした。
事例2:守備の考え方を、自分の経験から答えた小学6年生
別の小学6年生の受講生には、次の質問をしました。
「軽く行って抜かれてから戻るのと、最初から強く行くのは、どちらがきついか」
この受講生はすぐに正しく答えました。指導者から教わった言葉をそのまま言ったのではなく、自分が実際にプレーしてきつかった経験をもとに答えていました。
少年サッカーで判断力に差がつく理由
試合を見るだけでは、判断力は伸びにくい
子どもに試合を見せていても、多くの場合はボールと好きな選手を目で追うだけで終わります。選手がなぜその動きをしたのかまでは、自然には考えません。
質問されて考えた回数で差がつく
「今、なぜ後ろにパスしたと思う?」「縦に行っていたらどうなっていた?」と聞かれると、子どもは考えはじめます。最初は「わからない」と答えることがほとんどですが、これを何十回と繰り返すうちに、聞かれる前から自分で考えながら試合を見るようになります。
自分の経験と結びついた理解は、試合中にも使える
人から教わっただけの知識は、試合中にとっさに思い出すことが難しいものです。自分でプレーして感じたことと結びついた理解は、試合中の判断の速さにつながります。
家庭でできる、サッカーの考える力を伸ばす声かけ
- 試合映像を一緒に見ながら「今の、なんでそうしたと思う?」と聞く
- 子どもが「わからない」と答えても、否定せずにそのまま受け止める
- 答えを教えるのではなく「実際にやってみて、どうだった?」と本人の経験を聞く
- 正解かどうかよりも、自分の言葉で理由を説明できたことを認める
じりつLABOでの取り組み
じりつLABOでは、週1回のオンラインセッションで、こうした質問を繰り返しています。技術を教える場ではなく、子ども自身が感じていることを、自分の言葉で説明できるようにするための時間です。
今回紹介した2人も、最初から答えられたわけではありません。「わからない」から「たぶんこうだと思う」、そして「こうだから、こうした」と答えられるようになるまでに、数か月かかっています。
一度自分で考える習慣がつくと、コーチがいない試合中でも、自分で判断できるようになります。
まとめ
- 少年サッカーの判断力は、「なぜ」を考えて言葉にする回数で差がつく
- 試合を見せるだけでなく、質問をすることが大切
- 家庭では、答えを教えるより、子どもの考えや経験を聞く
じりつLABOはオンラインで完結するため、全国どこからでも受講いただけます。
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